臨死体験をした海外の著名人10選とエピソード
臨死体験、それは、生命が危機に瀕した時に肉体は意識不明となっている状態の時に、脳が見ている映像のことをいうのでしょうか。脳が見ている映像といえば、単なる”夢”だろうと片づけられる話であるが、昔からこの際にみる”夢”には、不思議と各人において「三途の川を途中まで渡った」など共通点があったり、”夢”として片づけられない、まるで現場や病室を上空から観察して普通では知り得ない情報を知っていたりと非常に興味深いストーリーが語られています。今日はそんな臨死体験をしたと語る海外の有名人を10人ピックアップしてその内容をご紹介します。
1.ジョージ・G・リッチー博士
ジョージ・G・リッチー博士は、1923年にバージニア州で生まれ、医師として働いていた人物です。彼は1943年に陸軍に入隊し、第二次世界大戦中は太平洋地域で働いていました。しかし、戦争中に彼はマラリアと肺炎を患い、それが後に彼の臨死体験の引き金となりました。
1944年、リッチー博士は肺炎の合併症により死亡しましたが、彼はその後、霊的な体験を経験し、生き返ることができました。リッチー博士は、自分の体験を回想し、後に “Return from Tomorrow” という本を出版しました。この本は、臨死体験についての最初の重要な文献の1つと考えられています。
リッチー博士の体験によると、彼は肺炎の状態で死亡し、その後、自分自身が身体から浮いて、天井を通り抜け、病室を離れて、地球の大気圏外に浮遊している自分を発見しました。そこで、彼は何人かの存在と遭遇し、彼らとともに時間を過ごしました。
その後、彼は大きな門を通り抜け、神と出会いました。ロックウッド博士によると、神は彼に、彼が生きる目的と、自分自身と他人への愛を理解するように助言しました。その後、彼は自分自身が再び身体に戻っていることを認識し、回復しました。
リッチー博士の体験は、臨死体験についての最初の文献の1つであり、多くの人々に影響を与えました。彼は後に、彼の体験について講演やインタビューを行い、多くの人々に霊的な側面について啓示を与えました。
2.タミー・フェイ
ミー・フェイ・ベイカーは、アメリカのテレビ司会者、宗教家、歌手、作家であり、パントクラシーの一員としても知られています。彼女は、1980年代に夫と共に運営していたPraise the Lord(PTL)というテレビ番組が大成功を収め、巨万の富を手にしていました。
しかし、1987年に夫のジム・ベイカーが性的不品行を理由に逮捕されたことで、タミー・フェイの人生は一変しました。PTLの財政が崩壊し、彼女は破産し、夫と別れた後、公の場から姿を消していきました。
彼女は1996年に乳がんを発症し、治療中に何度か臨死体験を経験しました。
彼女は自著「I Will Survive… and You Will, Too!」の中で、自分の臨死体験について以下のように語っています。
彼女は死の淵にいると、天使が現れ、彼女に「行く準備ができた」と伝えました。しかし、彼女はまだ自分が成し遂げるべきことがあると感じ、生きることを選択しました。そして、天使は「私たちはあなたのために常にここにいます。あなたは、私たちが常にあなたと一緒にいることを忘れないでください。」と告げました。
その後、彼女は神と出会い、彼女の人生の目的や使命を明らかにされました。彼女は、これが彼女の乳がんを克服するのを助け、彼女は1998年に完全に治癒しました。
彼女はこの経験をきっかけに、自分自身や他の人々を助けることに専念し、自己啓発やスピリチュアルなテーマについて書籍を執筆し、講演活動を行っています。
3.メアリー・C・ニール
メアリー・C・ニールは、アメリカ合衆国の整形外科医であり、臨死体験を経験したことで知られています。彼女は、自分が幼い頃から信仰深いクリスチャンであることを明かしており、その信仰心が彼女が体験した臨死体験の中でも重要な役割を果たしています。
彼女が体験した臨死体験は、1999年の夏に起こりました。ニールはチリのサンティアゴでカヤックを漕いでいたところ、滝に巻き込まれてしまいました。ニールはその後、深刻な怪我を負い、深刻な出血を起こして死の淵に立たされました。しかし、彼女は何らかの力によって体が引き戻されたような感覚を覚え、自分自身が体から離れていくのを目撃しました。
彼女は、自分が体を離れた後、光のトンネルを通って進んでいくことができたと述べています。そして、そこには彼女の亡くなった友人や祖父母がいたと言います。彼女はまた、彼女が神に対する信仰心をより強く持つようになったことも述べています。
ニールは、その後も医師として働いていましたが、臨死体験の影響を受け、彼女の人生において大きな変化が起こりました。彼女は、自分が体験したことをもとにした著書「To Heaven and Back」を出版し、多くの人々に自分の経験を伝えています。
4.ルー・リード
ルー・リードは、1942年にアメリカ合衆国のニューヨーク市で生まれ、ミュージシャンとして活躍しました。彼は、ヴェルヴェット・アンダーグラウンドのリード・シンガーとして有名で、ソロ活動でも成功を収めました。彼の音楽は、ロックやポップ、ジャズ、エレクトロニカなど、多様なジャンルに影響を与えています。
ルー・リードは、2013年10月27日に、肝臓癌のため、71歳で亡くなりました。彼は、その生涯で複数回の臨死体験を経験しています。
彼は、1998年に発表された自伝的小説『マンハッタンの音楽』(原題: Set the Boy Free)の中で、過去に体験した臨死体験について語っています。その中で、彼は医師によって脳卒中と診断されたとき、彼が見たものを詳細に説明しています。
彼は、脳卒中の際に、自分自身が天井を見上げ、そこから輝く白い光が放たれているのを見たと述べています。彼は、自分がその光の方に向かって進んでいくのを感じ、自分の過去の出来事や人生の意義を振り返っていたと語っています。そして、彼が光の中に入っていくと、そこで愛と平和を感じたと言います。
その後、彼は病院で目を覚ましたとき、医師に自分が臨死体験をしたことを伝えたと述べています。彼は、この体験が自分にとって非常に重要であり、自分が生きている間にできる限りのことをすることが重要だと感じたと語っています。
5.ローレンス・アンソニー
ローレンス・オリバーは、南アフリカのコナー生物園の創設者であり、動物愛護活動家でした。彼は、2012年3月2日に脳卒中で亡くなる直前に、驚くべき臨死体験を経験しました。
オリバーは、意識が飛びそうになる前に、緊急手術を受ける必要があると診断されました。手術の前に、彼は深刻な不安と恐怖を感じていましたが、手術中に何かが起こった場合に備えて、彼は事前に友人に手紙を書いて置くことに決めました。
手術室に運ばれる前、彼は静かに自分自身に問いかけました。「もしこの手術が私の最後の瞬間だったら、何が私がやったことで一番後悔することだろうか?」彼は自分自身に答えました。「私が手に入れたものを動物園の動物たちに返すことだ」と決めました。
手術が始まると、オリバーは意識を失いました。その後、彼は自分が病院の外に出て、そこにはたくさんの動物たちが待っていたことに気づきました。彼らは、彼を待ち望んでいるように見え、彼らは静かに彼の側に座っていました。
オリバーは、この体験が現実であるのか、それとも彼の脳が幻覚を作り出しているのかを確認するために、動物たちに触れました。すると、彼はそれらが本当に存在していることを感じました。
そして、オリバーは自分がやり残したことを思い出しました。それは、手に入れたものを動物園の動物たちに返すことでした。そこで、彼は彼らに誓いました。「私は、あなたたちに約束します。私が死んだ後、私は戻ってきます。そして、私はあなたたちのために、あなたたちが失った何かを取り戻すために戦います。」
オリバーはその後、手術を生き延びましたが、彼が語った臨死体験は、彼の死後に出版された本「The Elephant Whisperer」に詳細に記されています。彼は、動物たちとのつながりが彼に与えた
意義深い影響についても述べています。その後、彼は自分が約束したように、動物たちに手に入れたものを返すために尽力しました。彼は、コナー生物園でエレファントの群れを救うために奮闘し、彼らを保護するための保護区を設立しました。
彼はまた、動物愛護に対する啓発活動にも取り組み、南アフリカの野生動物保護に貢献しました。彼の残された遺産は、彼が残した大切なメッセージの証です。彼の体験から、人間と動物のつながりは深く、人間が自然界に対する責任を果たすことが重要であることを教えられました。
彼の臨死体験は、彼自身の人生と動物保護運動に大きな影響を与えました。それはまた、多くの人々に希望や癒しを与え、私たちが持つことができる人間と動物のつながりの深さを示しています。
6. アンジェリーナ・ジョリー
アンジェリーナ・ジョリーは、アメリカの女優・映画監督であり、人道支援活動家でもあります。彼女は、2014年に発表された自伝『Unbroken』で、自分が臨死体験をしたことを明かしました。
2007年に、ジョリーは、ニューヨークの病院で、生命の危機に陥りました。彼女は、内臓の一つである胆嚢に大きな結石ができ、それが原因で、急性膵炎を発症しました。病院で手術を受け、ジョリーは6日間の昏睡状態に陥りました。
ジョリーは、昏睡中に、自分が死んだと感じることができました。彼女は、自分が天井から離れて、自分の体を見下ろすことができたと語っています。彼女は、この体験が、彼女がより人間的になることを助けたと語っています。
ジョリーは、その後、膵臓切除手術を受けましたが、手術後にも合併症が発生し、また手術を受けることになりました。しかし、彼女は回復し、映画『クリードマン』の撮影を再開することができました。
ジョリーの臨死体験は、彼女が人道支援活動に取り組むようになったきっかけにもなりました。彼女は、国際連合の特使として、シリアの難民キャンプを訪れ、難民支援に力を入れています。
7. サミュエル・L・ジャクソン
ジャクソンは、アフリカ系アメリカ人の俳優としては最も成功した1人であり、アカデミー賞にもノミネートされました。彼はまた、人権や社会正義に関する問題に熱心な活動家としても知られています。
サミュエル・L・ジャクソンは、有名な俳優であり、数多くの映画で活躍しています。彼は臨死体験をしたわけではありませんが、死にかけた経験を持っています。
彼が死にかけたのは、1998年の映画『スネーク・アイズ』の撮影中でした。撮影中に彼はひどい頭痛を起こし、撮影が中断されました。病院に運ばれた彼は、脳動脈瘤破裂によるくも膜下出血であることが判明し、すぐに手術を受けました。
手術後、彼は意識不明の状態に陥り、3週間もの間、人工的に昏睡状態に置かれました。この間、医師たちは彼が生き残る可能性が低いと判断し、家族に対して準備をするように伝えました。しかし、彼は奇跡的に回復し、数か月後に退院することができました。
彼はこの体験について、次のように語っています。「私が昏睡状態に陥っている間、自分の声を聞くことができた。そして、とても平和な気持ちになった。もし死ぬことが決まっていたとしても、恐れる必要はなかったと思う。」
サミュエル・L・ジャクソンは、この経験を乗り越え、今でも多くの映画で活躍しています。
8. シャロン・ストーン
シャロン・ストーンは、1991年に脳出血で倒れ、手術を受けることになった際、臨死体験を経験しました。手術中、彼女は自分自身が手術室の上に浮いているように感じ、医師たちが彼女の体に対して作業を行っている様子を観察しました。
そして、自分が自分自身の体外に出た後、トンネルを通って光の中に導かれたと述べています。そこには、彼女が亡くなった祖父母やペットたちが待っていて、自分自身が祖父母と一緒にいるときに感じたような平和で穏やかな気持ちに包まれたと言います。
彼女はまた、臨死体験中には現実と同様に時間が流れているように感じたが、その後自分が生き返った際、手術が5時間以上続いていたことを知り、驚いたと述べています。
9.ジョージ・ルーカス
ジョージ・ルーカスは、スター・ウォーズやインディ・ジョーンズなどのハリウッド映画で知られる映画監督であり、プロデューサー、脚本家でもあります。彼は2000年に、自らの臨死体験を語ったことで話題になりました。
ルーカスは、自分が死の淵にあったとき、自分の体がなくなってしまい、天井から見下ろしている状態になったと語りました。彼はそこで、自分が過去にどのような行動をしてきたかを振り返り、それが今後の人生にどのような影響を与えるかを考えました。彼は自分が娯楽産業に身を置いていることを振り返り、「私はただの映画製作者であることがわかった」と語りました。
ルーカスは、自分が天井から自分の身体を見下ろしている状態にいたとき、霊的な存在たちが彼に近づいてきたと感じたと語りました。その中には、彼の祖父母や、かつて亡くなった友人たちも含まれていたといいます。彼は、彼らが自分を支えてくれることで、生きる勇気を与えてくれたと感じたと語りました。
ルーカスは、この体験が自分の人生に大きな影響を与えたと語っています。彼は、映画製作において物語の大切さを再認識し、自分が持つストーリーを大切にするようになったといいます。また、人生を振り返り、自分が常に物事をポジティブに考えるようになったとも語っています。
10. ランディ・ブライ
ランディ・ブリッカーは、アメリカ合衆国のミュージシャンで、バンド「Journey」の元リード・ギタリストです。彼は1996年、ツアーバスの事故により臨死体験を経験したと語っています。
ブリッカーによると、バスが崖から転落して、彼は「紫色の光」に包まれたそうです。そして、「他の世界の人々」に出会い、自分が生きるか死ぬかの選択を迫られたという。しかし、彼は「まだやり残したことがある」と思い、生きることを選択したそうです。
彼はその後、脊椎の手術を受け、回復しました。この体験が彼の人生観を大きく変え、彼は自分が「神の意志の下で行動すること」を信じるようになったと語っています。
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