奇遇にも未来を予言し的中させたハリウッド映画7選
映画好きの間では、ハリウッド映画の中には実は未来を予測していただとか、国家機密をバラしているだとか、そういった小ネタ話はよく話題となるものですね。
今日は、偶然なのか必然なのか、未来を映画の中で表現し、的中してしまった映画の中から印象的なものを7つセレクトして紹介。全世界で愛されているハリウッド映画は奥が深く、謎に満ちていた。

1.ポルターガイスト(1982)
映画『ポルターガイスト』は、1982年に公開されたアメリカのホラー映画。
物語は、フリーランスの不動産エージェントであるスティーブと妻のダイアンが、新居に引っ越した際に起こる超常現象を描いている。
一見平和で幸福そうな家族の新居に、突然、家の中で怪奇現象が起こり始めます。家具や家電が勝手に動き、壁に穴が開き、異次元からの声が聞こえるなど、不可解で怖い現象が次々と起こり始める。
スティーブ一家は、家の中で起こる怪現象に戸惑いながらも、原因を突き止めようとするのですが、次第にそれがポルターガイスト(邪霊)によるものであることが明らかになっていく。
スティーブ一家は、家族の安全を守りながら、ポルターガイストとの壮絶な戦いに挑むことになりる。
映画は、ホラー要素を中心に、スリリングな展開や特殊効果を駆使して、家族の愛や絆、人間の脆さと勇気を描いています。
この作品はスティーブン・スピルバーグ監督のホラー映画3部作であり、アメリカのホラー映画としては必ず語られる超名
スティーブ家の末娘を演じた子役女優のヘザー・オルークの第1作にて、
寝室の壁には不自然にも、1988年開催の「第22回スーパーボウル」のポスターが張られていた。
1982年公開の第1作の寝室の壁にはなぜか1988年開催の「第22回スーパーボウル」のポスター(アメフトの頂上決戦であるスーパーボウルは毎年開催される。)
この映画の公開は1982年であることからも不自然だと話題になっている。
この第1作公開当時は、ヘザー・オルークは、6歳だった。
そして、ヘザー・オルークは、6年後の1988年、第3作の「ポルターガイスト3 / 少女の霊に捧ぐ…」を撮影直後の
1988年2月1日、原因不明の急病により12歳の若さで急死している。
奇しくも「第22回スーパーボウル」が開催された日(1988年1月31日)の夜に突然気分が悪くなり、
スーパーボウルの翌日、病院に搬送される途中の救急車の中で死亡している。
そしてこのシーンが後に有名となった
「ポルターガイスト」、スーパーボウルポスターシーンである。
「ポルターガイスト」シリーズでは出演者が次々と急死している。
1作目の公開直後に長女ダナ役のドミニク・ダンが交際相手に殺害され22歳で死去。
2作目のケイン牧師役ジュリアン・ベックが公開前に胃癌で死去。
2作目の祈祷師テイラー役ウィル・サンプソンが公開翌年に腎臓疾患で死去。
3作目の撮影直後にヘザー・オルークが12歳で急死。
また、2作目の監督ブライアン・ギブソンが2004年に悪性骨腫瘍の一種であるユーイング肉腫で死去し、
彼の死も「ポルターガイストの呪い」であると言われた。
参照:Wikipedia
2.死亡遊戯(1978)
ブルース・リーの未完の遺作となった「死亡遊戯(1979)」。
クライマックスのアクションを撮影後にブルース・リーは謎多き死を迎えてしまったのだが、
ブルース・リーが劇中で演じた自身とダブる役柄の”世界的なアクション映画スター”のビリー・ローは、ストーリーの中で、
映画撮影中に銃で撃たれるシーンに陰謀により実弾が入っていた為に暗殺されてしまう設定。
実際は暗殺されたと見せかけて葬儀も執り行い、後に暗殺者である巨大国際シンジケート組織を追い込んでいくというストーリー。
実際にこの映画を撮影中に疑惑の死を遂げたブルース・リーも実は映画の中の境遇そっくりな状態だったと言われている。
つまりブルース・リーは、映画会社の契約トラブルなど様々な問題を抱えていた。
というのもアクションシーンのみ撮影して死亡してしまった為に、ストーリーは後付けだったというのだ。
そして、なんとブルース・リーの息子で俳優のブランドン・リーは、
1993年に主演映画『クロウ/飛翔伝説』の銃撃シーン撮影中に、
なぜか実弾が挿入されていたことにより、28歳の若さで亡くなっている。
奇しくも、父が演じた「死亡遊戯(1979)」の劇中と全く同じ亡くなり方をしているのだ。
3.2001年宇宙の旅
「2001年宇宙の旅」は、スタンリー・キューブリック監督による1968年のSF映画であり、アーサー・C・クラークによる同名の小説を原作としている。
物語は、人類の進化や異星生命体との接触をテーマにし、壮大な宇宙空間での航海を描きながら、科学的な考察や哲学的なテーマを探求します。映画は抽象的で謎めいた描写が多く、異なる解釈や評価がなされることが多い作品となっている。
i padなどのタブレット端末、飛行機などのグラスコックピット、
翌年の月面着陸、Skypeなどのビデオ電話、宇宙でのロボット技術などを映画の中で表現しており、
2001年には、ほぼその技術は実現していた。
また現代でも通用するインテイリアデザインが沢山見受けられる。
とくにレディー・ガガなどのPVに出てきそうな白を基調とした近未来のインテリアは現代でもそのまま通用するだろう。
2001年宇宙の旅の劇中そっくりのインテリアはレディー・ガガの”バッド・ロマンス”のPVなどでも見受けられる。
4.Americathon(1979)
「Americathon」は、1979年に公開されたアメリカのコメディ映画であり、1998年の世界を表現して作られた映画。タイトル画像に1998と刻印されているが1979年の映画。SF風の架空の未来を舞台にしてる。
物語は、経済危機に直面したアメリカ合衆国が、国の財政危機を解決するためにテレビ放送のマラソンイベントを開催する様子を描いている。
政治風刺や社会批評を盛り込みながら、風変わりなキャラクターやユーモラスなシチュエーションが展開される。
アメリカの財政破綻危機を始め、中国が世界で最も大きな経済大国になる事の予言、ソビエト連邦の崩壊など、
当時では考えられないことを予言しており、現代では、それが的中している。
5.デモリションマン(1993)
「デモリションマン」は、1993年に公開されたアメリカのSFアクション映画。
物語は、21世紀の未来を舞台に、凶悪犯罪者を捕らえるために冷凍刑を受けることになった元警官が、30年後に復活し、現代の社会で戦う姿を描いています。彼が未来社会に戸惑いながらも、復活した凶悪犯罪者との壮絶なバトルや、未来社会の技術や文化とのぶつかり合いが展開される。
また、異なる時代背景を持った主人公や脇役たちの人間ドラマやユーモラスな要素も含まれている日本でも人気となった作品。
劇中の2032年、暴力や犯罪が存在せず、また無菌社会でコンピューターによる徹底管理されたクリーンな近未来都市サン・アンゼルスにて、
警察は死刑宣告を受けた囚人達の名前をリストアップするシーンがある。
そのシーンに、Scott Peterson(スコット・ピーターソン)という人物の名前がある。
2004年にアメリカの実在する同姓同名のScott Peterson(スコット・ピーターソン)は、映画と同じカリフォルニア州サンディエゴにて妻とお腹の子供を殺害し死刑宣告を受けた。
しかし、彼は自身の無実を訴え今も映画と同じように死刑を待つ独房にいる。
近未来都市サン・アンゼルスは、デモリションマンの映画の中では、2011年に発生した地震によって崩壊したサンディエゴ、サンタバーバラ、ロサンゼルスの3都市が合併して出来たというものだ。
今後のアメリカ西海岸は大丈夫なのだろうか?
6.The Lone Gunmen(2001)
『The Lone Gunmen』は、大ヒットTVドラマ『X-ファイル』のスピンオフドラマ
‘The Lone Gunmen’として知られる3人のコンピューターハッカーが政府の陰謀を破くことに命を懸ける物語だ。
2001年3月4日放送の”pilot(パイロット)というエピソードでは、
政府のある派閥が、テロリストに扮して旅客機ハイジャック、そしてあのツインタワーに突撃を試みるというものだ。
放送では最後の最後に間一髪でコンピューター制御された旅客機が手動に切り替わりツインタワーの直前で急上昇することで激突を免れている。
しかし、奇しくもこのオンエアーの半年後2001年9月11日に9.11アメリカ同時多発テロにより
ツインタワーに旅客機が2機激突しツインタワーは崩壊するという歴史的大事件が起こったのは記憶に新しい。
3年後の2004年には、マイケル・ムーア監督の超話題となった映画『華氏911』によると
ブッシュ財閥と名門ビンラディン家の油田開発ビジネスでの強い繋がりを指摘、
あれは政府の派閥の陰謀だったという見解がされたことにより陰謀説が過熱、
『The Lone Gunmen』と全く同じ内容となったとして話題となった。
『The Lone Gunmen』2001年3月4日放送
エピソード”パイロット”ツインタワー突撃シーン
7.AKIRA(1988)
「AKIRA」は、1988年に公開された日本のアニメーション映画であり、また同名の漫画作品もある。
物語は、近未来の東京を舞台に、超能力を持つ少年・秋良(アキラ)をめぐる壮大なストーリーが展開されます。東京は第三次世界大戦の被爆により壊滅的な被害を受けており、政府や反政府組織などが入り乱れる混沌とした世界が描かれている。
AKIRAの超能力は、政府や反政府組織、そして他の超能力者たちを巻き込んで複雑な展開を迎える。
物語は、アクションやサイバーパンク的な要素を多く含み、精緻なアニメーション技術とともに、壮大なスケールで描かれている。
また、政治的なテーマや人間ドラマ、人間の可能性や限界を問いかける深いメッセージも持っている。
漫画家で映画監督の大友克洋氏の名作で、1988年には映画化もされ、広く世界中で愛されている作品だ。
この作品は時代が流れるにつれ劇中での出来事が現実化していき話題となり2014年現在でも話題沸騰中だ。
なんと劇中ですでに東京オリンピック2020を開催年までぴったりと
38年も前に予言してしまっているのだ。
しかもこの時は1964年の東京オリンピック開催から20年ほどしかたっておらず、
東京でオリンピックを再び開催するなど現実味がなく誰も考えていない話だったのだ。
そしてそれだけではなく、AKIRAに出てくるバイクのデザインが現代でも通用する最先端デザインであったりと何かと話題を呼んでいる。
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