ルピタ・ニョンゴの盗まれたドレス、犯人が返却し「真珠は偽物」、カルバン・クライン「真珠が本物だと誰が言いました?」
全米を始め広く世界を震撼させているニュース、「ルピタ・ニョンゴ、盗まれた真珠のドレス」が
ホテルのトイレの流し台の下に無造作に黒いゴミ袋入れられて返却された。
犯人らは、「真珠を鑑定したが全く価値のないニセモノだった。」
「ハリウッドがいかにフェイク(偽物)かを全世界に知らしめたかった。」と
警察よりも先に、米ゴシップサイト『TMZ』に直接電話をしてメッセージを送っている。
さらに「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」のフランシスコ・コスタ(Francisco Costa)氏は、
「真珠はニセモノだとみんな当然思っていると思いましたよ。」とコメントを発表。
✞目次リスト
■ 盗難された1800万円真珠のドレス、犯人が酷い方法で返却
snap via ndtv.com
ルピタ・ニョンゴ(Lupita Nyong’o,31)のアカデミー賞授賞式で着用した
6000個の真珠で作られているとされていたお値段150,000㌦(約1788万円)と言われていた
「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」製の超高額な真珠のドレスが盗まれた事件、
全米のみならず世界中が注目を集めている。
犯人の男は現地時間2月27日(金)午後2:30頃に米ゴシップサイト『TMZ』に直接電話を掛けたという。
TMZによれば、犯人を名乗る男は、ルピタ・ニョンゴの部屋が少し半開きになっているのを確認したために
ルピタの部屋に侵入してドレスを盗んだと話してきた。
■ 犯人は「真珠を鑑定してもらったが全て偽物だった。」
snap via foxnews.com
さらに犯人の男は、自分と他の仲間は、真珠のドレスから2粒だけ切り取ってL.Aダウンタウン近くの
「ファッション・ディストリクト(The Fashion District)」と呼ばれる地区に持って行き、
そこで鑑定してもらったが本物の真珠ではないと言われたと話している。
■ 犯人の電話の通り指定されたホテルで真珠のドレスを発見!
犯人の男と仲間はそこでこのドレスをルピタ・ニョンゴから盗んだ現場の
高級ホテル『ザ・ロンドン・ウエスト・ハリウッド(The London West Hollywood)』に返すことを決断。
ホテル2階のフィットネス・センターに隣接するトイレの流し台の下に、
ゴミの入った黒いゴミ袋の中に、ガーメントバッグにドレスを詰め込んで入れて放置したと語った。
米TMZは、これを受けてロサンゼルス郡保安局に電話で連絡。
警察に犯人からの情報提供をすると共に、警察と同行して現場に到着。
トイレの流し台の下のゴミ袋の中に入っているガーメントバッグの中から真珠のドレスは発見された。
泥棒らは、「15万㌦(約1788万円)と言われていたこのドレスには全くの価値がない。」とTMZに語っている。
ドレスは数粒の真珠が欠けている以外は損傷はないもようだが、
ルピタがオスカーで着用した素晴らしい”真珠”のドレスをこのようにする犯人への非難の声が殺到している。
💎真珠は本物か?偽物か?
ロサンゼルス郡保安局によれば、
カルバン・クライン側からは真珠が本物であるか偽物であるかの情報は一切警察に語られていないという。
真珠は本物で、15万㌦(約1788万円)の価値があるとルピタ・ニョンゴのスタイリストから申告があったという。
🎥 ルピタ・ニョンゴの真珠のドレス発見時の映像
💎カルバン・クライン(cK)クリエイティブ・ディレクターの説明
snap via nytimes.com
「カルバン・クライン(CALVIN KLEIN)」の女性向け商品のクリエイティブ・ディレクター、
フランシスコ・コスタ(Francisco Costa)氏はこのように語っている。
「そもそもカルバン・クラインの誰があのドレスを”本物”だと言ったのでしょうか?
私はみんながニセモノだと分かっているものと思っていましたよ。しかし私はそうは思いませんが。」
「クレオパトラが死んで以降、本物の宝石だけでドレスを作ったことがありますでしょうか?」と語った。
💎今回の事件(犯人)を通してファッションとは何か再考
SNAP via:galaxylookfashion.com
ファッションショーやレッドカーペット、雑誌などの撮影で使われるアクセサリーなどの小物やドレスなどが、
必ずしも高価な素材だけで作られているわけではなく、
ブランドや価格だけではなく、デザインと素材の質感を重視し、
スタイリストのセンスによってアレンジして採用をしていくといった
ファッション業界で行われている”慣習”を周知の事実として語っている。
ファッションとはデザイナーやスタイリスト、それを着るモデル(人)のセンスによって作られていくものであり、
フランシスコ・コスタ氏のユーモラスでスタイリングされた少ない言葉数の中には、
そして、「ニュピタの真珠のドレス盗難事件」、犯人の発言を通して、
“ファッションとは何か?”
という原点回帰された疑問を、広く世間に投げかけるとともに、
ブランド品ばかりが持てはやされ、デザインの良いアイテムや素質あるデザイナーが埋もれてしまい
ファッションの本来の目的である、
日常の生活の中で全身コーディネートの組み合わせを楽しむといったことが忘れ去られた
現代のファッションシーンに警鐘を鳴らす意味合いが込められていたように受け取れる。
💎ルピタ・ニョンゴの今後の活躍に期待
いずれにしても人の心を欺く酷い犯行、犯人達の一刻も早い逮捕とともに、
第86回アカデミー賞にて、『それでも夜は明ける(原題:12 Years A Slave)』で
助演女優賞を獲得した”世界で最も真珠のドレスが似合うオスカー女優”
ルピタ・ニョンゴの一刻も早い精神的な回復が望まれる。
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