レズビアンをカミングアウトした海外セレブ12人リスト
セクシャルマイノリティ(LGBTQ)の権利拡大が叫ばれています。LGBTQに関する世界的な動きは、過去数十年間で多くの進展を遂げてきました。
世界保健機関(WHO)は、LGBTQの人口が世界全体の人口の約1~10%を占めているとの推計を示しています。ただし、この数字はあくまで推計であり、国や地域によって異なること、さらに社会的な偏見や差別により正確な統計を得ることが難しいことを考慮する必要があります。
また、LGBTQの人々はしばしば隠れて生活することを選ぶため、正確な統計を得ることが難しくなっています。さらに、性的指向や性自認は多様であり、ラベルには固定されず、一定の定義や統計が存在しないため、厳密な数字を示すことは困難です。
女性同士が愛するレズビアンの人達は、男性の同性愛者に比べあまり広く認知されていない現状もあるかもしれません。
今日は、海外セレブの中でレズビアンを告白した人達からその世界を垣間見ていく企画です。
はじめに:LGBTQ認知への世界的な動き
LGBTQに関する世界的な動きは、過去数十年間で多くの進展を遂げてきました。以下はいくつかの主な世界的な動きについての概要です。
- 同性婚の合法化: 同性婚が合法化される国や地域が増加しています。例えば、オランダをはじめとするいくつかの国で、同性婚が合法化されました。また、アメリカやオーストラリアなどでも同性婚が合法化されたり、同性カップルのパートナーシップを法的に認める動きがありました。
- アンチ・LGBTQ差別の撤廃: LGBTQ人権の保護や差別の撤廃を求める運動が世界的に広がっています。例えば、性的指向や性自認に基づく差別を禁止する法律の制定や、LGBTQ人権を保護する法律の改正が行われています。
- LGBTQの可視化とカミングアウトの増加: LGBTQの人々が自らの性自認や性的指向を公にカミングアウトする動きが増加しています。これにより、LGBTQの人々が社会的により包括されるようになり、LGBTQの権利を守るための活動が盛んになっています。
- LGBTQの人権保護: LGBTQの人権を保護する法律の制定や、LGBTQの人々に対する差別や暴力に対する取り組みが強化されています。例えば、性的指向や性自認に基づくヘイトクライムを禁止する法律の制定や、LGBTQの人々に対する差別を禁じる法律の改正が行われています。
- イクオリティの促進: LGBTQの人々に対するイクオリティ(平等)を促進するための運動が広がっています。例えば、LGBTQの人々の雇用機会の平等や、LGBTQの人々が安全に学校に通う権利を守るための取り組みが行われています。
- トランスジェンダーの権利の強化: トランスジェンダーの人々に対する人権の強化を求める運動が広がっています。例えば、性自認に基づく差別を禁じる法律の制定やトランスジェンダーの人々が性自認に従って自己を表現し、医療的ケアを受ける権利を守るための取り組みが行われています。
- 国際的なLGBTQ人権の促進: 国際的なレベルで、LGBTQの人権を促進するための取り組みが行われています。例えば、国際人権法において性的指向や性自認に基づく差別を禁止する動きがあり、国際的なLGBTQ人権団体が活動を行っています。
- プライドパレードの拡大: プライドパレードというLGBTQの人々の権利を祝うイベントが世界的に拡大しています。これにより、LGBTQの人々が自らのアイデンティティを表現し、共同体を形成する機会が増えています。
- LGBQの子どもや若者の支援: LGBQの子どもや若者に対するサポートや支援の取り組みが増加しています。例えば、LGBQの子どもや若者が安全に学校に通い、健全な成長を遂げるための取り組みが行われています。
- トランスジェンダーの社会的受容の向上: トランスジェンダーの人々に対する社会的受容が向上する動きがあります。例えば、トランスジェンダーの人々が自らの性自認に従って自己を表現し、社会的により包括されるような取り組みが行われています。
これらは世界的なLGBTQに関する動きの一部であり、地域や国によって状況が異なります。しかし、LGBTQの人々の人権を守り、平等を促進するための取り組みが世界的に広がっていることが確認されています。それではカミングアウトした海外セレブを見ていきましょう。
1.ジョディ・フォスター
snap via gopixpic.com
ハリウッド映画25作以上に出演、そのほとんどが主役やヒロインである大女優兼映画プロデューサーのジョディ・フォスター
2013年1月のゴールデングローブ賞授賞式での同性愛のカミングアウトは衝撃的なニュースだった。
というのも、ジョディは未婚ではあるものの、2人の子供を育てる母親としても知られていたからだ。
(人工授精による出産だったのではないかと言われている。)
授賞式はジョディの告白に対して称賛の拍手が鳴り響いた。
2014年4月には、パートナーの女性写真家アレクサンドラ・ヘディソンと結婚するなど衝撃は連続した。
それ以前は、パートナーのシドニー・バーナード(女性)と14年付き合い、子供達を育てた。
10代の頃より絶世の美少女としてキャリアを積んできた大女優のカミングアウトは、世界を震撼させるとともに、
LGBTQがより身近なことであるという知覚を多くの人にもたらせた歴史的な出来事だったかもしれない。
2.ブランディ・クラーク
snap via rollingstone.com
シンガーソングライター、カントリー・ミュージシャンとして歌うブランディ・クラークはレズビアンをカミングアウトした1人。
未だに根付く同性愛への理解が乏しいと言われているカントリーミュージックの世界では、極めて異例の1人。
インディーズのレーベルには沢山の同性愛者がいるものの、本場ナッシュヴィルを拠点とするメジャー・レーベル所属となる
と仕事が減るとされている。
実際には、スティーブ・グランドは、同性愛を告白してから仕事量が激減したとされている。
それだけに、ブランディの告白は非常に勇気があったとされているのだとか。
3.シェリー・ライト
snap via billboard.com
同性愛への理解が乏しいと言われているカントリーミュージックの世界で、
本場ナッシュヴィルを拠点とするメジャー・レーベル所属の歌手で初めて同性愛を告白したのが、シェリー・ライト
2010年5月に『People』誌、 LGBTQ誌『The Advocate』へのインタビューを通じてであった。
その後の、2011年8月に、LGBTQの権利提唱者のローレン・ビリツァー(Lauren Blitzer,女性)と結婚。
2013年5月には、人工授精により、ローレン・ビリツァーとの間に双子の男の子、ジョージとエベレットを出産。
4.ティグ・ノターロ
snap via elle.com
コメディアンのティグ・ノターロは、長い期間交際したガールフレンドと破局した直後に乳がんを告白。
俳優としても活動しており、映画やテレビドラマに出演。代表作には、映画『イングリッシュ・ティーチャー』やドラマシリーズ『トランスペアレント』などがある。
また作家としても活動しており、自身の著書を発表。テレビ番組の制作や脚本も手がけている。
明るい性格から交友関係も広く、同じくNY拠点のコメディアンで作家のサラ・シルバーマンとは親友なのだとか。
ティグ・ノターロは、オープンにレズビアンであることを公表しており、LGBTQコミュニティのアイコンとしても知られているそうだ。
5.サラ・ポールソン
snap via movies.mxdwn.com
海外ドラマ『アメリカン・ホラー・ストーリー』で有名なサラ・ポールソンは、
過去には、エミー賞やゴールデングローブ賞へのノミネート経験がある。
男性にも人気の知性を感じるルックスだが、レズビアンとして知られており、
海外ドラマ『24 TWENTY FOUR』で女性大統領アリソン・テイラー役を演じた女優のチェリー・ジョーンズと
2003年から2009年まで長らく交際していたものの破局したと報じられている。
6.チェリー・ジョーンズ
snap via westwing.wikia.com
ハリウッド映画10作以上に出演し、海外ドラマ『24 -TWENTY FOUR-』では女性大統領アリソン・テイラー役としてレギュラー出演
プライムタイム・エミー賞の最優秀助演女優賞を受賞した。
同性愛(レズビアン)であることは、すでにカミングアウトしており、公然の事実となっている。
日本では、カミングアウトするという”文化”がないために、少々ビックリしてしまいそうだが、知性的で人気のある女優。
リスト5のサラ・ポールソンと2003年から2009年の6年間に渡り交際後、破局したと報じられている。
snap via broadway.com
7.アズ・マリー
snap via .listal.com
オーディション型リアリティー番組『アメリカズ・ネクスト・トップモデル』の英国版2012で注目を浴びてデビューした。その他にも、モデル、歌手、俳優として活躍。
アーティスティックなタトゥーに両性的なルックスから以前より噂されていたが、
すでにカミングアウトしている 女優のレイブン・サイモンと交際していると報じられている。
現在では、LGBTQの権利や社会正義に対する活動を行っており、社会的活動家としても知られている。
8.レイブン・サイモン
snap via theurbandaily.com
子役時代から『レイブン 見えちゃってチョー大変!』などディズニーチャンネル・映画に数多く出演してきたレイブン・サイモン
2014年10月に米人気TVトークショー『オプラ・ウィンフリー・ショー』にて、リスト5のアズ・マリーとの交際、レズビアンであることをカミングアウト。
「私にはガールフレンドがいるの、とても愛していて幸せだわ。
だけど私をゲイ(同性愛者すべてをゲイと表現する。)とラベル付けしないで。私は1人の人を愛する人なの。」
「私はアメリカ人であって、アフリカン・アメリカンと呼ばれたくないわ、私はアメリカ人なのよ。」と発言。
自分自身のアイデンティティを同性愛者だとか、アフリカ系だとか、簡単に分類しないでほしいという主張している。
たしかに簡単に、「ハイ、あなたは○○で○○な人ね」って分類するのは失礼に値しますよね。
9.ジェーン・リンチ
snap via artsblog.dallasnews.com
大人気海外ドラマ『glee/グリー』のスー・シルベスター役で知られハリウッド映画、ドラマ25作以上に出演する女優ジェーン・リンチは、
レズビアンであることをカミングアウトしており、2010年5月に犯罪心理学者のララ・エンブリー博士(女性)とマサチューセッツ州で同性愛結婚。
2013年には、調停の末に、約2.5億円もの慰謝料を支払うなど離婚をしている。
なおこの際には、2人の愛犬が死亡するなど少々悲しい出来事が続いたようである。
10.エレン・ペイジ
snap via jauti.lt
2007年公開のハリウッド映画『JUNO/ジュノ』にて妊娠したティーンエイジャー役で一躍スターダムへとのし上がった
エレン・ペイジは、ハリウッド映画やTVに20作以上に出演。
2014年のバレンタインデーに自身がレズビアンであることをカミングアウト。
これ以上自分自身のセクシャリティーを隠すことは出来ないという結婚適齢期からくる苦悩の末の告白とのことで、
エレンはすでに女性とデートする準備は出来ているとのこと。
11.ケイト・マッキノン
snap via forbes.com
ケイト・マッケノンは、米人気テレビ番組『サタデー・ナイト・ライブ』(SNL)に出演し、そのコメディアンとしての才能や演技力で知名度を上げた。
SNLでは多くの異なるキャラクターやインプレッションを演じ、その幅広い才能を発揮している。
また、映画にも出演しており、『ゴーストバスターズ』や『ラフ・ナイト』などのコメディ映画で主要な役柄を演じている。
ケイト・マッキノンは、そのユーモア溢れる演技や独特のキャラクターを持ち、多くのファンに支持されています。彼女はLGBTQ+コミュニティに属しており、オープンリーのレズビアンとしても知られている。
SNLにて、大人気の女性脚本家・コメディアンのケイト・マッキノンは、レズビアンであることを公言している。
12.キルステン・シネマ
snap via whymarriagemattersarizona.org
米民主党上院議員のキルステン・シネマは、バイセクシャル(両性愛者)であることを告白しており、アメリカで初めてバイセクシャルを公言している人で国会議員に当選した人物。
また米国議会には、現在LGBTQであると公言している議員は少なくとも6人いるとのこと。
アリゾナ州から選出されているカイルステンは、同州における市民団体の同性愛結婚反対運動に対して立ち向かうべくアリゾナ州での同性愛結婚が合法になるように地道な政治活動を行っていることでも有名な人物であるとのこと。
シネマは、2004年にアリゾナ州下院議員として政治のキャリアをスタートさせ、その後もアリゾナ州議会で活動。2013年にはアリゾナ州から初の女性上院議員として選出され、2019年1月からは上院議員として連邦議会で活動している。
シネマは、リベラルな立場として知られる民主党の一員でありながら、中道派としても知られており、一部の政策で積極的に両党との協力を模索する姿勢を示している。
また、LGBTQの権利を支持し、アメリカ合衆国の政治舞台において注目を集める存在であり、ジェンダーや性的指向についての議論においても注目を浴びる政治家の一人として知られている。
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