地球上にある不思議な町のリスト10
地球上にはいろんな街がある
不思議な町がある
いろんな町に行って観たい
心を空っぽにして空だけを眺めて
リュックサック一つで旅に出たい
お金のことは気にしない。。
時間のことも気にしない。。
不思議な街の不思議な世界に迷い込んでみたい。。
✞目次リスト
1.スラブシティ -ヒッピーの街-
slab-city.com
スラブシティーはアメリカ西部、カリフォルニア州ロサンゼルスから東へ320kmほど行った砂漠地帯の中に存在する。
第二次世界大戦中の海軍のキャンプ基地であったこの場所は現在
ヒッピーやフリーダムを求めて生活する人達が車や住居を形成して暮らしている。
zuill.us
RV車などの休憩所としても無料で駐車して宿泊できるらしい。
スラブシティーの中には法律というものが存在せず(あるけれど警察官がいない。住民自治)に、独自のコミュニティで秩序を守って生活しているのだと言う。
訪れたい人は自由に訪れることが出来る。
slab-city.com
ただしゴミの放置など、社会のルールが守れないとやはりこの中ではやっていけない、
ルール違反をした者へは”面倒を見る”といった用語で秩序を守るための何らかのことを受けなければならなくなるという。
自由には責任がついてまわるということだろうか。
興味深く、暮らしてみたいと思う人も多いのではないだろうか。
2.ミラクル・ビレッジ -性犯罪者の街-
thelifeofm.com
アメリカの東の最南端、メキシコ湾を望む、フロリダ州南部の湿地の奥へと進む。
最も近い町からも2マイル(3.2km)も離れているサトウキビ畑の一見美しい町だ。
そこには周りを大量のワニで放たれたかんがい水路で周囲を覆われている一角がある。
ミラクル・パークとはフロリダ州パホキー郊外にある宗教共同体で、処罰された性犯罪者 が暮らしている。30年間刑務所に務めた牧師であるリチャード・ウィゼロウが、性犯罪者の居住を厳しく制限することを定めた性犯罪者登録法を受けて開設した。引用元:wikipedia
ここにはアメリカの性犯罪歴のある男達が120名程度サトウキビ畑で労働して暮らしているという。
彼らは性犯罪での刑期を終えて出所した自由の身であり、強制されてここで暮らしているのではない。
アメリカ合衆国では州によって条例が異なる、とくにフロリダ州法は性犯罪者に対して厳しく、学校や公園の近くに性犯罪者リストに載ったものが暮らすことは出来なくなっている。
またアメリカの各州では性犯罪歴のある者の住所と個人情報をウェブサイトで公開している。
よって性犯罪者は様々な制限の下に暮らすこととなり、住宅を借りれないことも多いという。
出典:thesun.co.uk
とくに未成年、児童への性犯罪を犯したものは、出所後にも素性を隠すことが難しい制度の為に、世間の目が厳しく社会復帰が難しいと言う。
よって普通の社会復帰が出来なくなった性犯罪者はこの人さと離れたサトウキビ畑に行き着くのだと言う。
凶悪犯罪者同様に扱われる性犯罪のレッテルは一生取れないという。
社会復帰が難しいのは考え物だが、再犯率の高さ、女性や子供の保護者の気持ちを考えると、
当事者や専門家にしか分からない、意見しようがない非常に難しいアメリカ社会だけでない問題だと思う。
参照:AFP
3.クーバーペディ -洞窟の地下都市-
クーパーペディーはオーストラリア大陸の南部、最寄りの街から800kmも離れた砂漠地帯にポツンと孤立して存在する。
「オパールの都」を呼ばれるこの町は、世界最大のオパール産地、実に世界のオパールの80%を産出している。
地上では40°以上になることもある厳しい砂漠気候、砂漠は比熱が小さいために、熱しやすく冷めやすい、夜は打って変わって冷え込む。
おまけに水がないという。
そんな厳しい気候では屋外で生活するのは厳しいために鉱夫達は得意の掘削工事で丘陵を掘り進んでいった。
地下都市には、郵便局、本屋、教会、ホテル、都市の生活に必要なものは取り敢えず一通りは揃っているという。
現在は1900人の住民が住んでいる。
この栄えた地下都市での暮らしを見てみたいと今観光客の間でブームとなっておりホテルまで出来ているという。
また火星の表面に似ていることから「マッドマックス/サンダードーム」や「プリシラ」、「ピッチ・ブラック」といった映画の撮影地にもなったという。
4.レッドライト地区 -娼婦の街-
この街レッドライト地区(飾り窓地区)はオランダ・アムステルダムの有名な地区で赤い光で彩られている。
ショーウインドーの中に娼婦がまるでマネキンを展示するが如く飾られている。
オランダでは売春とマリファナが合法となっている。
それ故に、世界中からそういった目的の為に旅行者が集まっている側面があるようだ。
この街の始まりは13世紀にさかのぼる、アムステルダムの港に立ち寄る船乗りや行商人の”束の間の休息”を求める需要に応じて供給された街。
訪れる人々は今でもショーウインドーの中の女性を買っていくのだそうだ。
奔放なイメージのオランダだが、最近このレッドライト地区(飾り窓地区)を閉鎖して娼婦たちを解放しようという動きがあったという。
しかし、娼婦たちの「私たちはプライドを持って自らの意思で働いている。」と激しいデモが起こり、そういった動きはなくなったようだ。
5.ザ・ヴィレッジズ -55歳以上限定の街-
出典:The Wallstreet Journal
フロリダにある人口約10万人(2014年)のこの街は55歳以上の人しか住めない決まりだ。
近年急速に人口急増し街の娯楽施設などが成長を見せている街だという。
老人たちの子供は訪れることが出来るが、長居はできないルールとなっている。
それだけではない。
ゴルフ好きの老人が集まる為に公道がゴルフカートで埋め尽くされる。
2万3000エーカーという莫大すぎるこの街の敷地には、
莫大な数のゴルフ場、85のレストラン、63のスイミングプール、14の病院、
世界で一番大きなソフトボールリーグも存在するという。
solotravelgirl.com
そしてこの街は精力増進剤の大きなブラックマーケットだという。
そして街の至る所で毎日無料パーティーが行われ、老人たちは大らかなパーティーライフを送っているそうだ。
そのパーティーぶりと奔放ぶりは、パリピが多いという地元マイアミ大学の老人バージョンだと言われているとかいないとか。
老人だけで住むことにより長い人生経験からの共感や老人の持つ気の許せる雰囲気で居心地が良くなるのだろうか。
理由やメリットは様々だろうが、デメリットも大きいと思う。
ただし年配の方が幸せに暮らしているならばそれは一番素晴らしいことだと思う。
6.九份 -千と千尋の神隠しの街-
ganref.jp
この街は台湾北部の港町近郊にある山あいの街だ。
台湾の一寒村に過ぎなかったこの九份(九彬:きゅうふん)だが、19世紀末に金が取れることが分かり金の採掘が始まった。
台湾の日本統治時代に藤田組によりこの街の最盛期を迎えた。
道理で日本人の心を鷲掴みにする”何か”を感じるはずだ、石畳や料理屋はその当時に建てられたという。
台湾の日本統治時代は沢山のインフラを日本政府が台湾に残したことにより台湾人の暮らしは急速に豊かになり、懐かしんで感謝されているとテレビで台湾のお婆さんが語っていたのを思い出す。
今でも台湾の街中の至る所、TVコマーシャルにまで日本語が散見される。
アジアの中に台湾という国があったことは日本にとって幸運だ。
いつか遠い未来には日本と台湾のような友好関係を極東アジア全体で築ける日はくるのだろうか。
憎しみの先には悲しみしか待っていない。
この街を見ているとそんな暖かい気持ちを感じてしまう。
2001年公開の興行収入300億円超の日本歴代第1位の大ヒット映画、宮崎駿監督の『千と千尋の神隠し』の舞台だと言われている。
映画を観た人は、「こんな幻想的で壮大で有りそうで無い街があるならば実際にこの目で見てみたい。」
そう思った人も少なくはないはずだ。
九份の街で一番有名なのが”老舗茶芸館”だそう。
「千と千尋の神隠し」の”湯婆婆湯屋”のモデルではないかと囁かれている。
映画でも美味しそうな食べ物や串は大きな要素の一つだった。
この街には日本人が思い出したいはずの”大切な何か”が眠っている気がする。
思いっきり食べて飲んで笑って眠りたい街である。
参照:Travel Book
7.桂林 -仙人と水墨画の街-
commons.wikimedia.org
中華人民共和国広西チワン族自治区に位置する世界でも稀にみるタワーカルスト地形の乱立する桂林(けいりん)。
この街は1990年代にサントリーの烏龍茶のCMで日本でも一躍人気スポットとなった。
カルストの石灰石と霞の掛かった様は水墨画の世界そのもの、仙人が今も修行していそうだ。
実は筆者は桂林に行ったことがある。
桂林の魅力はこの果てしなく続くカルストの山々の間を縫うように流れる漓江(りこう)の川下りだ。
遊覧船で川を下っていると、ここに住む人にとって世界とは宇宙とは人生とはいったいどのように映っているのだろうと考えさせられるほど完全な別世界だ。
川沿いの浅瀬では小学生たちが遊び、船に手を振ってくる。
ここにも唯一の世界共通言語である笑顔と優しさは存在するようだ。
青島ビールと現地の中国料理はあまり期待しないほうがいいというのは個人的な感想だ。
食器を川の水で洗ったり、トイレに関しても昔の日本の田舎で生きた逞しい生活力を要求されるかもしれない。
あまりにも幻想的で素朴、筆者の世界観が変わったのは言うまでもない。
8.マンシェット・ナセル -屋上までゴミの街-
エジプト・カイロ郊外の人口2000万のこの街はゴミに覆いつくされている。
もはや説明するまでもない、いたるところがゴミで埋め尽くされ非常に不衛生な環境だが、
この街の住人はゴミの収集とリサイクルにより生計を立てている。
カイロからゴミを集めてはリサイクルする、ロバなどに3mもの高さに積み上げ、女性や子供を含めた家族総出でゴミの分別をする。
プラスチックボトルや空き缶類はリサイクルに適しているためそれらを探し出す。
なお上水道、下水道、電気などのインフラが不足しているという。
出典:Pinterest
エジプトは9割がイスラム教徒の国であるが、ここマンシェット・ナセルはキリスト教一派のコブト教徒の街だ。
イスラム教では豚は浮上とされるために食べないが、ここではカイロからのゴミの残飯を食べさせ、またカイロの市場に出していたという。
2009年の新型インフルエンザの大流行によりエジプト政府はマンシェット・ナセルの豚を全て処分したために、カイロ市内はゴミで溢れたという。
そして、2014年頃にはアートの欠片もなかった街の外観だが、2023年の現在では、アーティストを介入させることで街の外観を変えると共に変革が始まっているようだ。
ここにも生きるために苦しい環境で耐え抜く人々の逞しい生命力は宿っている。
9.九龍城砦 -治外法権バラックジャングルの街-
ここは昔、現在の香港の九龍城地区に造られた城塞だという。
今はスラム街と化して建物が密接して乱立しているそうだ。
19世紀終わり、イギリスが清を侵略、租借地から除外された清の飛び地となる九龍城砦、
第二次世界大戦の間、日本軍の香港占領期間に空港建設材料として九龍城砦は取り壊されたという。
大戦後は香港政庁の力が及ばないこの地に大量の中国移民が押し寄せバラックを建設していったという。
事実上、どこの国の法も及ばない不管理地帯となっているが、エリアは限られている、
そのためにバラックは高層化し密集することが生き延びるための手段だった。
しかし、1994年にその姿も取り壊され、現在は商店街を中心とした活気ある街、カンフーなどのスポーツで賑わう憩いの公園となっている。
人々が混沌の時代を生きた証が今もノスタルジックな名残をこの地と訪れる観光客に残している。
10.シャウエン -青の町-
シャウエン(または、シャフシャウエン)は、アフリカのモロッコ北部にある。
アフリカといっても最北端。地中海を望むモロッコの港町の山あいにある。
テレビなんかで「青の迷宮」として紹介されており、一度は観たことがある街かもしれない。
地中海沿岸にはギリシャのサントリーニ島やミコノス島など白と青を基調にした印象的な街が多いのもこの地域の特色かもしれない。
夏には対岸にあるヨーロッパの観光客で賑わうらしく、とくにスペインからの観光客が多いという。
このシャウエンが青に染まった理由は、スペインから追われ地中海を渡りシャウエンに住み着いたユダヤ教徒がユダヤ教の神聖な色である青で街を塗ったという説が一番有力だ。
ちなみに犯罪率の多い街の街灯を全て青色にしたところ夜の犯罪率が激減したという海外の街の実験結果は非常に有名であり、また青には魔除けの効果があると言われている。
しかし行き方は難しいようだ、モロッコのカサブランカへ飛行機で降り立ってから、今度はモロッコ航空でタンジェへ。
タンジェからモロッコ国営バスで3~4時間かかるという。
青の見た目から地中海の島か沿岸と思いきや、地中海沿岸から内陸に少し入った町である。
青フェチにはたまらない街、一度は訪れてみたい。
参照:H.I.S
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