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トランスジェンダーアスリート、元男性は女性の試合に出場可能か?

トランスジェンダー アスリート

ジェネー・マリー・クロック(Janae Marie Kroc、元Matthew Raymond Kroczaleski)は、42歳のアメリカ人。今年7月にトランスジェンダーを告白し名前を改名した。

体重220ポンド(約100kg)クラスのパワーリフティング世界記録保持者である有名パワーリフターの男性が、女性に性転換したことは、モントリオール五輪で陸上十種競技金メダリストのブルース・ジェンナーが65歳にして女性に性転換したことと同じくらい衝撃的かも知れない。

ジェネー・マリー・クロックは現在、次に大会に出る際に女性として大会に出たい意向だが、それが認められるのか、認められたとしても世間がどう反応するかで悩んでいるという。

今日は元男性から女性選手となった一流アスリート3名を特集。

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■元男性トランスジェンダーのパワーリフターが誕生、女性の試合に出れるのだろうか?

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Janae Marieさん(@janaemariekroc)が投稿した写真 –

ジェネー・マリー・クロック(42)は、身長175cm,体重116kgのパワーリフターで、パワーリフティングやボディビルディングの大会としては世界最高峰に位置する「アーノルド・クラシック2006」において、ミドルウェイトチャンピオンに輝いた。

「アーノルド・クラシック(Arnold Classic)」と言えば、ボディビルディング世界最高の大会と位置づけられてきた年に一度の「ミスター・オリンピア(Mr.Olympia)」の次に来る大きな大会で、「ミスター・オリンピア(Mr.Olympia)」で長年優勝を重ねて一時代を気付きハリウッド俳優に転向、カリフォルニア州知事も務めたアーノルド・シュワルツェネッガーが、ジム・ロリーマーと共に1989年に始めた大会だ。

ベンチプレス、スクワット、デッドリフトの3種目の合計挙上重量で競われるパワーリフティングの体重220ポンド(約100kg)クラスの世界記録保持者でもあり、

ベンチプレス738ポンド(約335kg)、スクワット1003ポンド(約455kg)、デッドリフト(約367kg)の合計2551ポンド(約1157kg)の驚異的な記録を持っている正真正銘の世界クラスのアスリートだ。

しかも、このクラスのパワーリフターとなると、筋量はあるものの、脂肪も多い体質の人が多いお相撲さん体系が一般的で、パワーリフターとボディビルダーを兼業するのは難しいと業界で言われている中で、ジェネー・マリー・クロックは、コンテストビルダーとして競技レベルのボディビルを実現した偉大な人物だ。

今から1年3ヵ月程前、2014年の5月頃から女性らしくなるために鼻の整形手術を受け徐々に女性化を開始した模様。

自分自身を”ハイパーマスキュラーでハイパーフェミニン”と表現する。

要するに、”超筋肉質で、超女性的”という感覚でいるらしい。

現在は、女性としても男性としても私生活を送っており、女性になる為の手術はしていないという。

米ミシガン州アナーバーに住み、3人の男の子を育てている。

女性になってからパワーリフティングの業界は、積極的に理解し応援してくれる人達が沢山現れたものの、同じだけ嫌悪を示す人が現れたという。

そんな中ストロングマン競技の怪力男ブライアン・ショー(33)や元有名ボディビルダーのショーン・レイ(49)は、理解を示し賛同のメッセージを送ってくれたという。

そして、嫌悪を示すヘイター達が、ジェネー・マリー・クロックを女性として大会に出場することを決断できなくさせているという。

「私はためらっています、女性として出場することが、良い結果よりも悪い結果を招くのではないか懸念があるのです。これは決して良い結果にならないと分かっているのです。女性として出場すれば”それは公平じゃない!”と言われたり”それはズルだ!”と言われるでしょう、そして、トランスジェンダーのアスリートに対して抗議する人々を掻き立てることになります。私はトランスジェンダーのコミュニティに迷惑を掛けたくないのです。」

とこのような悩みをTMZ-SPORTSのインタビューに対して語っている。

男性の象徴でもある”力持ち”を極めた男性が実は女性の心を持っていたなんて信じられないけれど、これは現実の話で、アメリカだけでなく、貴方の身の回りにもこのようなケースは潜在的に存在しているはずだ。


参照元:http://www.tmz.com/2015/07/30/janae-marie-kroc-transgender-bodybuilder-competing-as-man-or-woman-im-still-deciding/



 

■元男性のトランスジェンダー格闘家は、女性の試合に出場。

総合格闘家ファロン・フォックス(Fallon Fox,39)は、総合格闘技の世界で初めてトランスジェンダーを告白した元男性の女性選手。

女性への性別適合手術をして女性ホルモンを6年摂取した状態で2012年に初めて女性のプロのリングに上がり、一番最近の試合は2014年9月で、プロ戦績6戦5勝1敗の成績を上げている。

キャリアを積み始めた2013年に、マスコミから元男性ではないかと探りを入れられた為にカミングアウトした経緯を持っている。

映像を見ても、声やしぐさからも、女性らしさ、女性であることが認識でき、実際に2013年までは格闘技の世界で女性として周囲から思われていたそう。

現UFC世界女子バンタム級王者ロンダ・ラウジー(28)は、男性の骨密度と骨格で女性の試合に出るのは不公平だと主張。

これに対してUFCのダナ・ホワイト会長は、「骨格が違う。手も大きい。顎も大きい。全てが大きいんだ。僕は元々男性だった人が女性の試合に出て戦うべきでないと考えている。」と意見を主張、UFC出場は叶わなかったようだ。

参照元:https://en.wikipedia.org/wiki/Fallon_Fox




 

■テニスでは全米オープンに男性・女性の両方で出場したトランスジェンダーの選手が存在。

Snap Via:zerofiltered.com

しかし、テニスの世界には、レニー・リチャーズ(Renee Richards)という伝説の選手がいる。

20代の時に男子選手でリチャード・ラスキンドとして全米オープン2回戦進出が最高記録。

40代で性別適合手術を受けて女性になって女子選手レニー・リチャーズとして全米オープン3回戦出場が最高記録となった。

1976年には女性の試合に出ることは認められなかったが、1977年から1981年まで5年間、全米オープン女子シングルスに出場した。

男性の時は20代で2回戦進出が最高位、女性になって40代で3回戦進出が最高位。年齢は高くなってもやはり女性の試合の方が成績を上げているようだ。

参照元:https://en.wikipedia.org/wiki/Ren%C3%A9e_Richards




■筆者による考察

今年4月7、8日に全国の20~69歳の成人約7万人に対して実施した電通総研によるインターネット調査によれば、7.6%、実に13人に1人がLGBT(レズビアン・ゲイ・バイセクシャル・トランスジェンダー)いずれかの種類のセクシャルマイノリティーに属する人であると発表されました。これ以前では人口の5%説が普及していたと思います。

またアメリカでは70万人の人が性転換中のトランスジェンダーであるとABCテレビは報じています。

筆者自身は全くのストレートの男性ですが、これまで数多くのトランスジェンダーの記事を紹介してきて、人の心と体の違いに対してとても不思議に感じていますし、セクシャルマイノリティー、LGBTの人への理解と認識がより一層進むべきだと感じてきました。

まだまだトランスジェンダーの人は公共のトイレでどちらに入るべきか迷うと言いますし、結果として多目的トイレを使うようですが、社会もメディアもそういった人が一定割合存在することを前提に、今後どうしていくのかを協議していくべきだと感じています。

さて、元男性が女性の試合に出れるかどうかに焦点を合わせると、やはり男性の骨格や筋力を持って生まれた以上、生物学的な圧倒的な体力の違いは歴然だと思います。

女性として生まれ育ったアスリートからすれば、仲良しクラブではなく、身を削る勝負の世界で、元男性が対戦相手になれば不公平だと主張するでしょう。いずれは虚偽の主張をしてでも女性の試合で金メダルを取ろうとする男性も出てくる可能性があります。

しかし、女性ホルモン投与により筋肉は落ちて女性らしい体系になると言われています。では女性ホルモンを長年投与し続けた元男性は女性の試合に出場できるのか?など早急な議論が必要だと思います。

トランスジェンダーの人が、迷うことなく目標を持ってスポーツ出来る環境つくりの為に、早急なルールの整備や、また新しい解決策なんかが生み出されることを期待します。

さて、皆さんはどう思うのでしょうか。気になりますね。

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