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世界で最も裕福なファミリー15選:世界的大企業オーナー [改訂版]

米フォーブス誌は毎年長者番付を発表することで有名だが、一族全体の推定総資産でみると、どの一族が世界で最も裕福なのだろうか。米経済サイト『The Richest.com』による一族全体での長者番付をリサーチ。

一族全体の推定総資産に視点を移すと長者番付で20年間1位に君臨していたマイクロソフトのビル・ゲイツ氏は姿を消し、2014年にはウォルマートの創業者一族が代わりに1位の座に就いているなど興味深いランキングとなっている。

個人で言えばビル・ゲイツ氏の後にAmazonのジェフ・ペゾス氏、その後にスペースXやテスラを掲げるイ―ロン・マスク氏がその座を奪い、2023年現4月4日にはルイ・ヴィトンで有名なLMVHのベルナール・アルノー氏がフォーブス誌の長者番付の一位に君臨している。今後も所有する会社の株価の変動などにより長者番付は変動していくだろう。

さて、一族全体に目線を映した時に2014年ではやはりイギリス、アメリカ企業が有力であるが、その中にはフランス企業も2つランクイン。

普段日本であまり聞かない企業が多数登場するのもこのランキングの面白いところとなっている。

また都市伝説で有名ないくつかの世界的に有名な一族はこのRichest.comの記事を参照したランキングには入っていませんでした。おそらくカウントの仕方が違うのか、何なのかは分かりません。

注意:この記事は初版が214年のランキングを基に作成した記事を2023年に加筆するなどして改訂しています。現在の一族全体の推定総資産やランキングとは異なるものの大枠としては新規参入一族は今後も増え続けると想定されますが、姿を消す一族もそうそうに無いと予想される為に一つの参考として楽しんで頂ければ幸いです。

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15.トムソン家:2兆9200億円

トムソン・ファミリー
snap via business.financialpost.com

2007年5月15日、世界に一つの大きな衝撃が走った。

世界屈指の報道機関・情報提供企業であるロイター通信を、カナダに本拠地を置く大手情報サービス企業のトムソン社が買収した。

これにより、トムソン・ロイターが誕生した。

トムソン社は、カナダに居住するイギリス人への新聞、ラジオ局が起源となる。

理髪店の息子、創業者ロイ・ハーバード・トムソン(1894-1976)は、視力不足の為に第一次世界大戦で軍隊に入隊を断念。

ラジオの受信機のセールスマンをしていたが、やがてラジオ局そのものを買収するまでに至る。

その後新聞社とラジオ局の買収を続け、1966年には、イギリスの新聞社『The Times』を買収、トムソンメディア帝国を築いてきた。

2007年のロイター通信買収により、トムソン・メディア帝国はより強大なものとなっている。

トムソン・ファミリーの総資産は、約2兆9200億円と見積もられている。

 



 

14.ダンカン家:3兆円

ダンカン・ファミリー
snap via blog.chron.com

推定 総資産約3兆円のダンカン・ファミリーは、天然ガス・石油企業『エンタープライズ・プロダクツ・パートナーズ』を所有。

ダン・ダンカン (1933–2010) は会長かつ筆頭株主であり、一代でこの会社を築き、

世界屈指の天然ガス・石油パイプライン企業を築きあげた。

ダン・ダンカンは、幼い頃に両親を亡くしており、祖父母に育てられたために貧困の中を生き抜いてきたという。

その為に自身の不遇だった幼少期の経験から十分な収入が得られない家族のために、

これまでに、200億円以上もチャリティーに寄付してきた偉人。



 

13.SCジョンソン家:3兆100億円

SCジョンソン家
snap via myfirstclasslife.com

家庭用化成品メーカー「SCジョンソン」は、洗剤等を製造販売しており、日本法人はジョンソン株式会社。

ヘルスケア用品で有名な多国籍企業の『ジョンソン・エンド・ジョンソン』とは無関係。

ジョンソン一家は5世代に渡りこの企業の繁栄に従事してきた。

始まりは、サミュエル・カーティス・ジョンソン・ジュニア(1928-2004)が米ウィスコンシン州で床材メーカーを始めたところ、

床用ワックスも一緒に発売したところから。

特記すべきは、サミュエル・カーティス・ジョンソン・ジュニアは、収入の実に10%を困っている人達に寄付し続けてきたという。

まさに「与える者は、与えられる。」を体現した人物。

アメリカの企業家やセレブでは、チャリティーや寄付が一つのステイタスとなっているが、

チャリティーや寄付をし続け困っている人を助けた結果、逆に自分がお金持ちになったともいえるだろう。



12.プリツカー家:3兆4300億円

プリツカー家
snap via bloomberg.com

ハイアットホテルを経営するPritzker(プリツカー)一族。

ハイアット財団が優れた建築家へ送る建築賞「プリツカー賞」も誰もが聞いたことがあるのではないでしょうか。

ドナルド・プリッツカー(1932-1972)は、学士(法学)でありながらも、

カルフォニアのホテルチェーンのマネージャーからキャリアを歩み始めたという。

やがて彼はそのホテルチェーンの社長に上り詰め、ジョージア州で破産していたハイアットホテルを買収。

ドナルド・プリッツカーは、人生の成功の極みを味わうも、

39歳の若さでホノルルのハイアットホテルでテニス中に心臓発作で亡くなっている。

その後、彼の3人の息子、ペニー・プリッツカー、アンソニー・プリッツカー、ジェイ・ロバート・プリッツカーが事業を引き継ぐ。

ハイアットホテルは現在では、世界の一流ホテルチェーンとなるまでに成長を遂げている。



 

11.コックス家:3兆7800億円

コックス・ファミリー

コックス・エンタープライズ(Cox Enterprises)は、アメリカ合衆国の大手民間企業であり、メディア、通信、自動車、不動産などの幅広い業界に関与する。

コックス・エンタープライズは、1898年に設立され、本社はジョージア州アトランタに位置しています。創業者であるジェームス・M・コックスの子孫が経営を引き継いでいる。

コックス・エンタープライズは、メディアグループを所有しており、新聞、テレビ、ラジオなどのメディア事業を展開している強大なメディアコングロマリット。コックス・メディア・グループとして知られるこの部門は、地域の新聞やテレビ局を所有し、報道、情報、エンターテイメントなどのコンテンツを提供している。

通信事業では、コックス・コミュニケーションズという子会社を通じて、ケーブルテレビ、インターネット、電話などのサービスを提供しています。コックス・コミュニケーションズは、主にアトランタ、フェニックス、サンディエゴなどの地域で事業を展開。

自動車業界においては、コックス・オートモーティブという部門を通じて、中古車販売、自動車オークション、自動車情報サービスなどを提供しています。特に、Manheimという自動車オークション会社は、コックス・オートモーティブの重要な部門だ。

コックス・エンタープライズはまた、不動産業界にも関与しており、不動産開発や不動産投資を行っています。コックス・エンタープライズの不動産部門は、商業用不動産や住宅開発などに取り組んでいる。

コックス・エンタープライズは多岐にわたる業界で事業展開しており、アメリカの経済において重要な存在だ。


 

10.アルノー家:3兆8100億円

アルノー一族
snap via world-stars015.blogspot.com

ベルナール・アルノーはヴィトンのオーナーであり、2023年現在イーロン・マスクを抜いて世界一の時価総額の資産を築いている。

この一族が所有する企業は、クリスチャン・ディオール、ドン・ペリニヨン、フェンディ、ブルガリなどがあり、

筆頭株主としては、LVMH (モエ ヘネシー・ルイ ヴィトン・ジャパン)が挙げられる。

アルノー氏は資産家の父から莫大な財産を譲り受けた時にニューヨークを訪れた。その際にアメリカ人のタクシードライバーに自身のホームであるフランス・パリについて何を知っているか?聞いてみたところ、「有名な街という以外は特に知らないな。ヴィトンとクリスチャン・ディオールなら知っているな。」と言われたことからハイブランドにビジネスチャンスを見出したという。

ベルナール・アルノーは、ルイ・ヴィトンとクリスチャン・ディオールの現CEO(最高経営責任者)を務めている。

2014年10月にパリにオープンしたばかりのフランク・ゲーリー設計のコンテンポラリー・アートの新たな発信地、

ルイ・ヴィトン美術館:フォンダシオン ルイ・ヴィトン (Fondation Louis Vuitton)は、総工費100億円越えでアルノーファミリーが創りだした。



9.ハースト家:4兆4200億円

ハースト家
snap via stage.cms.etg.hearst.com

前述のコックスファミリーが”世界のメディアの半分を支配する”とするならば、

もう半分は、ハースト・ファミリーが支配すると言われている巨大なメディア・コングロマリット。

ニューヨーク州マンハッタンに巨大でお洒落な自社ビルを所有。

ハースト・テレビジョンを筆頭に、世界中の数百に及ぶ、テレビ局、ラジオ局、新聞社、雑誌社を所有、

『A&E』や『ESPN』など超有名メディアも当然ながら所有している。

真の”メディア王”とはハーストファミリーの事かも知れない。

ちなみに、ハースト家の令嬢、パトリシア・ハーストは全米が歴史的に最も注目した誘拐事件の1つとして語り継がれる『パトリシア・ハースト誘拐事件』の被害者であり、誘拐中にテロリスト達と共に銀行強盗するほどの洗脳を受けた事件がある。お金持ちとはこのような身体・生命のリスクが常に存在する為に、実際のところは、一般人よりも相当に厳しい世界に生きていると言わざるを得ないと筆者は敬意を向けざるおえない。

お金持ちや資産家もそれぞれの立場で大変さがあり、身の安全という意味では一般人の何十倍も気を使わなければならないことが分かる。


8.ベタンクール家:4.24兆円

ベタンクール家
snap via celebfamily.com

世界最大の化粧品会社である『ロレアル(L’Oreal)』は、Bettencourt(ベタンクール)ファミリーが経営している。

ウジェーヌ・シューラー(Eugène Schueller)が1900年代初頭に立ち上げた。

ウジェーヌ・シューラーの1人娘、リリアンヌ・ベタンクール(上の写真中央)は

米Forbes誌によると、2006年までは生存する女性で世界で最も裕福な女性だったが、

後述するウォルマート一族のクリスティ・ウォルトンに2014年長者番付ではその地位を譲っている。

フランスのサルコジ前大統領の支持者として知られている。

関連:【米Forbes誌】世界長者番付、億万長者ランキング2014 TOP50【大特集】



 

7.ジョンソン家:4兆6100億円

アビー・ジョンソン

米投資会社 『フィデリティ・インベストメンツ(Fidelity Investments)』 はジョンソンファミリーが所有している。

1946年にエドワード・C・ジョンソン2世が創業。

息子のエドワード・ジョンソン3世が長らくCEOであったが、

現在は孫のアビゲール・ジョンソン(女性)が社長兼CEOを務めている。

アビゲール・ジョンソンは、米Forbes誌の長者番付2014の世界50位にランクインしている。

総資産約1兆8967億円、ハーバード・ビジネススクールの出身の才女として手腕を振るう。



 

6.マクミラン家:5兆890億円

カーギル・マクミラン
snap via quazoo.com

穀物メジャーの1つであるカーギル社は、ウィリアム・W・カーギルが創設。

法的な息子、ジョン・マクミラン(John MacMillan)が事業を相続。

以来、カーギル家とマクミラン家の関係者が所有する同族企業であり

米Forbes誌曰く、「世界最大の売上高を誇るプライベートカンパニー」であり、

親族のみが株式を保有、株の一般公開をしていない。



 

5.クヴァント家:5兆8800億円

クヴァント家
snap via searchweb101.com

ヘルベルト・クヴァント(Herbert Quandt)は、ドイツの実業家であり、20世紀の経済界で重要な役割を果たした。

ヘルベルト・クヴァントは、ドイツの自動車メーカーであるBMW(バイエルン・モトーレン・ヴェルケ)の株主であり、同社の発展に大きく貢献しました。彼は家族の自動車部門であるクヴァント家の事業を引き継ぎ、BMWを成功へと導いた。

彼は経営者としての優れた判断力と戦略的な視野を持ち、BMWを近代的な自動車メーカーに成長させるための重要な決定を行った。彼のリーダーシップの下で、BMWは技術革新や品質向上に注力し、高級自動車市場での競争力を高めた。

また、彼は株主としても重要な役割を果たした。ヘルベルト・クヴァントは、BMWの株式を保有し続け、経営において重要な意思決定に参画した。彼は持ち株の管理や株主の権益保護にも力を注ぎ、BMWの安定的な成長を支えた。

ヘルベルト・クヴァントの存在は、BMWの成功に不可欠であり、ドイツの経済界においても大きな影響力を持っていた。彼は実業家としての優れた才能と経営の洞察力を持ち合わせており、自動車産業における重要な人物であると評される。



 

4.マーズ家:7兆円1000億円

マーズ・ファミリー
snap via techscio.com

「M&Ms」や「スニッカーズ」で知られる『マース』のチョコレートバーは世界で絶大な人気を誇る。

マースは他にも『ペディグリー』など35のペットフード会社を所有している。

マース一族のアメリカでの知名度は大きい。



 

3.ヘル 家:8兆円2850億円

カルロス・スリム・ヘル・ファミリー

 

カルロス・スリム・ヘル(Carlos Slim Helú)は、は、米Forbes誌による2014年度の世界長者番付で1位ビル・ゲイツに次いで世界第2位を獲得した大富豪。

メキシコの実業家で、主に通信、メディア、金融、不動産、建設などの多岐にわたるビジネス分野で事業を展開しています。

  1. アメリカモビル(America Movil):

– カルロス・スリムの最も知られる事業は、アメリカモビル(América Móvil)という通信会社です。これはメキシコを含むラテンアメリカ諸国で最大の通信事業者で、携帯電話、固定電話、ブロードバンド、テレビなどの通信サービスを提供しています。

  1. テルメックス(Telmex):

– メキシコの主要な固定電話事業者であるテルメックスは、カルロス・スリムの所有する会社の一つです。テルメックスはメキシコ国内外で固定電話およびブロードバンドインターネットサービスを提供しています。

  1. アメリカモビルへの投資:

– カルロス・スリムは、アメリカのテレコム事業にも関与しており、AT&Tなどの大手通信企業に対する株式投資を行っています。

  1. 不動産投資:

– カルロス・スリムはメキシコ市内や国際的な都市で不動産投資を行っており、高級ホテル、オフィスビル、ショッピングモールなどの不動産プロジェクトを所有・運営しています。

  1. 金融:

– カルロス・スリムは金融部門でも活動しており、銀行や保険会社に投資しています。

  1. メディア:

– メキシコで複数のメディア会社を所有し、新聞、テレビ、ラジオなどのメディアプラットフォームを提供しています。

  1. 財団活動:

– カルロス・スリムは、教育、文化、公共施設の整備などの社会貢献活動にも関与しており、スリム財団(Fundación Carlos Slim)を通じてさまざまなプロジェクトを支援しています。

カルロス・スリムは、メキシコを代表する実業家の一人であり、彼のビジネス帝国は多岐にわたる事業分野で国際的な影響力を持っています。
 


 

2.コーク家:10兆円5300億円

コーク家
snap via salon.com

コーク・インダストリーズ(Koch Industries, Inc)は世界で2番目に大きなプライベート・カンパニーです。アメリカ合衆国に本拠を置く多国籍企業で、コーク兄弟(Koch Brothers)として知られるデヴィッド・H・コーク(David H. Koch)とチャールズ・G・コーク(Charles G. Koch)兄弟によって設立された。それぞれが42%の株式を保有している。兄弟の父、化学エンジニアのフレッド・C・コック(1900-1967)が設立を手助けしている。

  1. ビジネスエンパイア:
    • コーク・インダストリーズは、エネルギー、化学、製紙、繊維、ガラス、金属、軍事装備など、さまざまな産業分野でビジネスを展開しています。彼らの企業は多岐にわたり、多くの部門でトッププレイヤーとして知られている。
  2. デヴィッド・H・コーク(David H. Koch):
    • デヴィッド・H・コークは、コーク兄弟の一員で、コーク・インダストリーズの副社長として長らく経営に携わりました。彼はまた、政治的な寄付活動でも知られ、保守的な政治家や政治団体への支援を行いました。2019年に亡くなりました。
  3. チャールズ・G・コーク(Charles G. Koch):
    • チャールズ・G・コークは、コーク・インダストリーズの会長およびCEOであり、ビジネス帝国の中心的な存在です。彼は自由市場の信奉者としても知られ、保守的な政治的な団体や財団を支援している。
  4. 政治への影響力:
    • コーク兄弟は、アメリカ国内の政治への影響力が大きいとされ、共和党の候補者や政策への寄付を行い、自由市場の原則を奨励する政治運動を支援してきました。そのため、彼らはアメリカの政治的な寄付活動において注目を集めている。大統領選挙買収の疑いを持たれており、メディケア(高齢者および障害者向け公的医療保険制度)を終わらせようとしたと報じられた。
  5. 哲学:
    • コーク兄弟はフィランソロピーにも積極的に取り組んでおり、教育、研究、文化などの分野で多くの寄付を行っています。コーク兄弟はコーク財団(Koch Foundation)を通じて、さまざまな慈善活動をサポートしているとのこと。

コーク・インダストリーズとコーク兄弟は、ビジネス、政治、フィランソロピーの分野で大きな影響力を持つ存在であり、アメリカ社会に多大な影響を与えている。



 

1.ウォルトン家:20兆5900億円

ウォルトン家ウォルマート
snap via forbes.com

世界最大の小売業者、アメリカ最大のスーパーマーケットの『ウォルマート』を所有するWalton(ウォルトン)ファミリーは

世界で最も裕福な一族とThe Richest は紹介する。

オクラホマの農場を営む家に生まれたサム・ウォルトン(1918-1992)は、ミズーリ大学経営学部卒業後、

第二次世界大戦の為に入隊、1945年の終戦で除隊し、アーカンソー州に雑貨屋を1店舗購入した。

そしてチェーン展開し、雑貨よりも、ディスカウントストアとなっていき、現在の『ウォルマート』を創り上げた。

1992年のサムの死去後は、子供達が『ウォルマート』を引き継いで運営している。

2位のコーク兄弟の2倍以上の総資産を一族は持つとされている。

ウォルトン家
snap via joeforamerica.com

参照元:The Richest



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